家族・親戚に不幸があったとき、今年は喪中である旨を知らせる喪中はがきを出さないといけません。年賀状の準備を始める前に喪中はがきを用意して投函し、毎年年賀状を送っている方にお知らせする必要があります。
喪中はがきを自分で作るときの作り方をお伝えします。最も簡単なのが無料でダウンロードでき、使えるWord(ワード)のテンプレートを使った作成方法です。自宅にパソコンがあれば自分で作れます。
テンプレートを使った喪中はがきの作り方
喪中はがきを準備するときに、2つの方法があります。
・自分で作る
・印刷注文する
いずれにしても料金は掛かりますが、比較的少ない費用で作れるのが自分で作る(自作)ほうですが、インク代とはがき代だけで作成できます。家のパソコンを使って作るので、空いた時間に作ることができます。
テンプレートをダウンロードする
喪中はがきの無料テンプレートをダウンロードします。テンプレートには、Word(ワード)とPowerPoint(パワーポイント)がありますが、Word(ワード)のファイルのほうをダウンロードしたほうがいいと思います。
Wordのテンプレートは、文章を変更・修正することができるため。変更しないで、テンプレートの文章をそのまま使うのであれば、PowerPoint(パワーポイント)のテンプレートでも大丈夫です。
喪中はがきの無料テンプレートをダウンロードするなら、下記の無料テンプレート一覧の中から選ぶといいです。
テンプレートを選んでダウンロードする
今回は、Microsoft(マイクロソフト)の喪中はがきテンプレートを使って作成します。
どの無料テンプレートサイトでも、テンプレートのイメージを確認することができます。イラスト・デザイン・カラー・モノクロ(白黒)・薄墨など確認するのと、すでに記載されている文章の例文・文例も若干異なります。変更できないものもあるので、それぞれチェックをして作成する喪中はがきの印象に合ったテンプレートをダウンロードします。
【ダウンロード手順】
・喪中はがきのテンプレートデザインを決める
・ファイルをダウンロードする
ダウンロードしたファイルを開く
喪中はがきのテンプレートをダウンロードしたら、ダウンロードしたファイルを開きます。
ファイルを開く
テンプレートをダウンロードすると左下にダウンロードしたファイル名が表示されます。そのファイル名の右側に「上矢印」が表示されているのでクリックすると、メニューが表示されるので「開く」をクリックしてファイルを開きます。
ダウンロードしたファイルが、どのフォルダにあるのかを知りたいときには「フォルダを開く」を選んでから、ダウンロードしたファイルを開くといいです。
【ファイルを開く手順】
・ダウンロードしたファイル名表示の右に表示されている上矢印をクリックする
・メニューの中から「開く」をクリックする
保護ビューになっているとき
ファイルを開いたときにファイル名のあとに「保護ビュー」と表示され、黄色い背景で「保護ビュー 注意-インターネットから入手したファイルは、ウイルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、、保護ビューのままにしておくことをお勧めします。」と表示されることがあります。
編集・変更しないで使うときは「保護ビュー」のまま使ってもいいですが、文章の日付などを変更するには「編集」が必要になりますので「編集を有効にする」をクリックします。
【保護ビューの解除手順】
・「編集を有効にする」をクリックする
テンプレートを編集・変更する
保護ビューを解除して、編集を有効にすると、テンプレートに書かれている文言・文章・住所・氏名・日付のほか、テンプレートのデザインに使用されている背景やイラストも変更・移動・サイズ変更なども出来るようになります。
文章を編集する
文字が書かれている部分をクリックします。
例えば、赤枠部分の枠内でクリックします。
すると、文字を囲むように点線の枠が表示されます。この状態になると、文字を削除したり、入力することができるのでカーソルを合わせて月・名前・年齢などを修正します。
文章を編集した後の喪中はがきです。
これで、喪中はがきの挨拶の文面ができました。
挨拶面を印刷する
印刷するときは、そのまま印刷してしまうと1ページ目の説明までも印刷されてしまうので、少し設定が必要です。
印刷画面を開く
「ファイル」タブをクリックします。
左側に表示されているメニューから「印刷」をクリックします。
プリンターを設定する
印刷画面のプリンターの横にある「▼(矢印)」をクリックして、メニューを表示し、印刷するプリンターをクリックして設定します。
すでに、設定されているときは、この作業をする必要はありません。
印刷設定をする
印刷するページを指定します。今のままだと1ページ目の説明・解説の部分まで印刷されてしまいます。
・すべてのページ印刷の「▼(矢印)」をクリックする
・「ユーザー指定の範囲」をクリックする
ページ欄に印刷したページ数を半角で「2」と入力します。
印刷する用紙サイズを指定します。
今は「A4」と表示されていると思いますが、用紙サイズの右側にある「▼(矢印)」をクリックして「ハガキ」をクリックします。
余白を指定します。
余白設定箇所の右側の「▼(矢印)」をクリックして「ユーザー設定の余白」をクリックします。
ページ設定画面が表示されるので、余白部分を「0mm」に変更して「OK」をクリックします。
もし、「余白が印刷できない領域に設定されています。」と表示されたら「修正」をクリックします。
再度、ページ設定画面が表示され、余白部分に最小値が入力されますので、この状態で「OK」をクリックします。
プレビュー画面を確認する
印刷画面の右側にプレビュー画面が表示されています。プレビュー画面の下にページ数を移動できるようになっていますので2ページ目に移動して、プレビュー画面を確認します。
プレビュー画面に印刷面が収まっている場合、
・プリンターにハガキをセットする
・印刷画面で部数を入力する
・「印刷」ボタンをクリックして印刷する
プレビュー画面に印刷面が収まっていない場合、
画像のように印刷面が少し左下に寄ってしまっていたりすると、印刷したときも印字されないので、このときは修正する必要があります。修正方法については下記で紹介します。
プレビュー画面で印字面がズレているときの修正方法
印刷画面に左上にある「←(左矢印)」をクリックします。
画面が戻ると、位置がズレていますので移動して印刷したときに、きちんと印刷されるようにします。
文字を移動するには、文字をクリックします。すると、点線枠が表示されますので点線の上にカーソルを合わせて、カーソルが十字の矢印に変わったら、クリックしたままマウスを動かすと移動することができます。
文字を移動して印刷したときに切れないようにしたら、「挨拶面を印刷する」から同じ手順で設定していき、印刷します。
宛名印刷をする
宛名印刷は手書きでもいいですが、枚数が多いと大変だし、書き損じることもあるし、字が汚いと見た目も良くありません。それに、時間も掛かりますよね。そこで、宛名も自宅のプリンターで印刷してしまえば簡単で早いです。
宛名印刷の方法について、画像を使って詳しく解説されているサイトがありますので、そちらを参考にするといいです。
最後に
喪中はがきを作成するときの部数少なければ自宅のパソコンとプリンターを使って作る方法もいいと思います。でも、部数が多くなると大変だし、印刷ミスや住所氏名などの宛名を手書きにすると書き損じや間違えることもあり、はがきを無駄にすることもあります。
見た目が汚くなったり、プリンターがはがきを上手く送り込んでくれないで詰まってしまったりとイライラすることも多いので、自分で作る方法と印刷会社に出すことを比較してみるといいです。「 印刷会社に注文するときでも比較的安くできる 」ところもありますので。