喪中はがきを送付するときに困るのが文面です。「喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます」などという文章がありますが、文面を書くときに注意点やポイントをしっかりと抑えておかないと、あとで恥をかくことになるかも知れません。喪中はがきに書く例文を紹介しますので、それは喪中はがきを作成する際のポイントやマナーを守った文例にしていますので、そのまま使って頂けるようにしました。

それでは、喪中はがきの挨拶文を書くときの注意点と例文・文例について紹介します。

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喪中はがきの挨拶文を書くときのポイント・注意点

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儀礼的な表現をするため、句読点を入れないのが喪中はがき挨拶文を作成するときの注意点です。読みやすいように、区切りのよいところで行を変えて見やすくし、段落を作ることもしません。文の頭が水平になるように配置します。

「喪中につき年頭の挨拶は失礼させていただきます」などの初めの挨拶文は少し大き目に書きます。夫婦連名で喪中はがきを出すとき、故人の続柄は、連名で書いた一番右側の人から見た続柄を書きます。通常は夫から見た続柄になります。

【作成時のポイント】

・①の文章には、年始・年頭・新年を使い「年賀」は使いません。賀には祝福するという意味があるため喪中はがきの挨拶には相応しくありません。

・②の文章には、いつ・誰が亡くなったのかを伝える文章から書き出し、お世話になった人へのお礼や今後の変わらぬお付き合いを願う言葉を書きます。

・③の文面には、喪中はがきを差し出す月を書きます。

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喪中はがきに書く挨拶例文・文例

文章の書き出し部分の例文(①の箇所)

・喪中につき年末年始のご挨拶は欠礼いたします

・喪中につき年頭のご挨拶失礼させて戴きます

・喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます

・喪中につき勝手ながら新年のご挨拶は差し控えさせていただきます

・服喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます

・勝手ではございますが新年のご挨拶は差し控えさせていただきます

・喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます

・新年のご挨拶にかえて

亡くなったことを伝える文章の例文(②の箇所)

父・母・夫・妻・祖父・祖母・義父・義母などが亡くなったときの文例

・十一月に祖父 太郎が百歳にて永眠いたしました

・父 太郎が本年七月に七十七歳にて永眠いたしました

・妻 花子が本年七月一日に七十七歳にて永眠いたしました

・八月に母 花子(享年八十歳)が永眠いたしました

・本年四月二十二日に父 太郎が七十四歳で永眠致しました

・父 太郎 去る七月十日に五十二歳にて永眠致しました

・義父 山田太郎が四月二十二日に九十四歳で永眠いたしました

二人が無くなったときの文例

本年九月三日に母 花子が六十六歳にて
本年十月三日に父 太郎が七十二歳にて
相次いで永眠いたしました

挨拶文の文例(②の箇所)

本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

ここに本年中のご芳情を厚くお礼申し上げますとともに
みなさまには良い年が訪れますようお祈りいたします

新年のご挨拶は失礼させていただきますが
皆様からの年賀状は励みにもなりますので
どうぞ例年通りお送りくださいませ
季節がらお身体ご自愛のほどお祈りいたします

生前はご厚情を寄せていただきありがとうございます
寒い季節を越え暖かな春風との再開を楽しみにしています
みなさまにはどうぞ良いお年をお迎えください

故人の遺志もありまして 葬儀は身内で執り行いました
生前に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
ご報告をさせていただきます
みなさまには良い年が訪れますようお祈りいたします

例文の使い方

上記で紹介した①と②の例文を組み合わせて使ってください。どの文章を組み合わせても喪中はがきのマナーを守った例文になります。1つ組み合わせた例文を紹介します。

喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます

本年四月二十二日に父 太郎が七十四歳で永眠致しました
本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます

平成二十八年十一月

というように使います。

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最後に

喪中はがきの裏面に書く例文と書く際のポイントや注意点をまとめました。例文は、そのまま使って頂ければいいですが、書くときのポイントはしっかりと確認してきましょう。喪中はがきは、毎年出すようなものではないため、マナーについて知らない・分からないという人も多いと思います。

でも、喪中はがきをもらうほうとしては、マナーに沿った喪中はがきでないと違和感を覚えます。特に年配者やマナーを分かっている人がみたら、おかしい点にすぐに気が付き、指摘をしてくれる人もいます。そのとき、恥をかくのは自分ですし、家族ですので、マナーを守った喪中はがきの挨拶文を書くようにしましょう。



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